申請中の世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」 平成30年夏に世界遺産審議

福岡から五島に引越ししてきて、申請中の世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が身近に感じられるようになってきました。この申請中の世界遺産の構成資産は12ありますが、その中の4つが五島列島にあります。


2017年12月現在、福江島の五島市内の町にも、世界遺産の垂れ幕が数多く、目立ちます。

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一時、世界遺産申請から取り下げられましたが、内容と名称が変更され、推薦書(正式版)が、2月1日、ユネスコ世界遺産センターへ提出されました。平成30年夏の第42回世界遺産委員会において審議される予定です。


無事に、来年の平成30年夏に、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界遺産になることを祈るばかりです。


当初、2013年8月の文化庁の文化審議会では「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」となっていましたが、2016年9月1日、関係各県市町の首長で構成される「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」世界遺産登録推進会議で名称が変更されています。
 
旧 「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」

新 「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」


テーマが「潜伏キリシタンの文化的伝統」となり、構成資産も集落名義へと変更、教会が主体でなくなり、熊本県側から熊本の名称も入れてほしいとの要望で、国際記念物遺跡会議 イコモス(ICOMOS)も「潜伏キリシタンなどの表現を取り入れた名称に変えるべき」と示唆したことから、長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産が正式名称へとなりました。


なお、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産は12あります。


①【南島原市】原城跡
②【平戸市】平戸島の聖地と集落(春日集落と安満岳)
③【平戸市】平戸の聖地と集落(中江ノ島)
④【熊本県天草市】天草の﨑津集落
⑤【長崎市外海】外海の出津集落
⑥外海の大野集落
⑦【小値賀町】野崎島の集落跡
⑧【新上五島町】頭ヶ島の集落
⑨【五島市奈留島】奈留島の江上集落(江上天主堂とその周辺)
⑩【五島市久賀島】久賀島の集落
⑪【佐世保市黒島】黒島の集落
⑫【長崎市】大浦天主堂


五島列島としては、次の4つですね。


⑦【小値賀町】野崎島(のざきじま)の集落跡
⑧【新上五島町】頭ヶ島(かしらがしま)の集落
⑨【五島市奈留島】奈留島(なるしま)の江上集落(江上天主堂とその周辺)
⑩【五島市久賀島】久賀島(ひさかじま)の集落


「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産については、以下に詳しく記載されています。


【世界遺産候補】長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産|モデルコース
|長崎観光/旅行ポータルサイト■ながさき旅ネット
https://www.nagasaki-tabinet.com/course/60948/


構成資産の紹介|長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産
https://www.pref.nagasaki.jp/s_isan/assets/