「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産への登録決定!!

2018年6月30日、待ちに待った「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産登録が決定しました!


 長崎・天草「潜伏キリシタン」 世界遺産登録決定 :日本経済新聞

 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3246706030062018MM8000/


2014年7月10日に、2016年の世界文化遺産登録を目指す「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」について、ユネスコに推薦する候補に選ばれ、2015年1月に正式な推薦書が世界遺産センターに提出されました。


2015年にはICOMOSの現地調査があり、2016年の第40回世界遺産委員会で審議される予定であったが、2016年2月初旬にICOMOSが推薦内容を「150年の禁教令時代に特化すべき」と指摘したため、推薦取り下げの上、構成資産の再検討に入ることになっていました。


その後、テーマが「潜伏キリシタンの文化的伝統」とし、構成資産も集落名義へと変更、教会が主体でなくなり、熊本県側から熊本の名称も入れてほしいとの要望があり、名称変更も検討され「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が正式名称へとなっています。


このような経緯を考えると、世界文化遺産の登録に関係された方々は、長い間、本当に苦労があったと思います。本当にご苦労様でした!!


《参考》世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の12の構成資産


①【南島原市】原城跡
②【平戸市】平戸島の聖地と集落(春日集落と安満岳)
③【平戸市】平戸の聖地と集落(中江ノ島)
④【熊本県天草市】天草の﨑津集落
⑤【長崎市外海】外海の出津集落
⑥外海の大野集落
⑦【小値賀町】野崎島の集落跡
⑧【新上五島町】頭ヶ島の集落
⑨【五島市奈留島】奈留島の江上集落(江上天主堂とその周辺)
⑩【五島市久賀島】久賀島の集落
⑪【佐世保市黒島】黒島の集落
⑫【長崎市】大浦天主堂