電気ストーブは安全と思われがち・・・しかし、ストーブの事故全体の約半数を占めていた!

NITE(製品評価技術基盤機構)のサイトで、電気ストーブを使うときの注意事項や、正しい使い方が発表されています。


◆冬は火災が増加!安全に暖かく暮らすには?
~電気ストーブは正しく使いましょう~
http://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2017fy/prs171122.html


なんと、安全と思っていた電気ストーブですが、平成24 年度から平成28 年度の5 年間にNITE(ナイト)に通知された製品事故情報では、ストーブ(電気ストーブ、石油ストーブ、ガスストーブ)の事故は870 件あり、中でも電気ストーブによる事故は434 件と最も多く、ストーブの事故全体の約半数を占めているそうです。

電気ストーブ、火を使用しないため危険性が低いと思われがちですが、誤った使い方による住宅の全焼や死亡事故も発生しているようです。


上記のNITEのサイトには、事故事例も紹介されていますが、脱衣場を暖めるために電気ストーブのスイッチを入れて放置した際、可燃物が接触して火災が発生した事例があります。電気ストーブ、容易にどこでも使えるので、いろんな場所で使いがちです。他の事例も、上記のNITEのサイトで紹介されています。

電気ストーブによる事故の434 件のうち、270 件(62%)が火災を伴っており、死亡事故は26 件(27 人)。特に60 歳代以上の高齢者による死亡事故は全体の85%を占めているため、注意が必要です。そういえば、私の母も、電気ストーブが安心とよく使っているので、注意したいと思います。

なお、上記のNITEのサイトには、”電気ストーブの事故を防ぐポイント”も紹介されていますが、特に以下の点は注意したいですね。

①使用中はその場を離れない(目に見える範囲で使用する)。

②就寝、外出、入浴の際は必ず電源スイッチを切り、電源プラグを抜く。

③特に就寝用の暖房器具として絶対に使用しない。

④狭い場所で使用する場合は周囲に可燃物を置かないように特に注意する。